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浦和レッズ、西川周作が語った「この1勝の重み」。その裏にはある選手の言葉が…「僕はそれを大事にして戦っていく」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグの第25節、浦和レッズ対柏レイソルが埼玉スタジアム2002で行われた。2ヵ月半前の延期分のこの試合は1−0で浦和の勝利。4連敗中で残留争いに巻き込まれていた浦和だが、この一戦を前にサポーターとの話し合い、そして、選手だけのミーティングが行われていたと西川周作が明かしてくれた。(取材・文:石田達也)

浦和レッズの現状

西川周作
【写真:Getty Images】

 浦和レッズが5試合ぶりの勝ち星を挙げた第25節の柏レイソル戦。後半アディショナルタイムに入り、ほぼラストプレーでチアゴ・サンタナが冷静にPKを沈め、J1残留争いを抜け出した。

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 今節の柏戦は、2ヵ月半前に雷雨による影響で延期になった試合。ただ当時とはまったく状況が異なっていた。

 シーズン前には、Jリーグで得点王を獲得し実績のあるFWチアゴ・サンタナやスウェーデン代表のMFサミュエル・グスタフソン、そしてMF渡邊凌磨、MF前田直輝、MF松尾佑介ら圧倒的な戦力を獲得し、優勝候補に上げられていたが、気づけば5シーズンぶりの4連敗で16位(暫定)に転落。2試合未消化試合があるとはいえ、勝点39で並ぶ柏との対決は残留争いという苦境を抜け出す大一番だった。

 立ち上がりから浦和がボールを保持するも、相手のプレッシャーも激しく前進には苦労する。また前線に入った後の精度が低くシュートシーンは作れない。その中、43分には柏がチャンスを作った。

 スローインから右サイド深くで木下康介が受けると右足で枠内シュートを打つが、守護神・西川周作がこれをブロック。直後のコーナーキックでは判断の良いパンチングで難を逃れると、スコアレスで前半を終えハーフタイムを迎えた。

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