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記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手10人。アンフィールドを味方にできなかった選手たち

シリーズ:21世紀最悪の選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アンドレイ・ヴォロニン(元ウクライナ代表)

アンドレイ・ヴォロニン
【写真:Getty Images】

 現在、アレクシス・マック・アリスターが着用するリバプールの背番号10は、これまでの歴史でマイケル・オーウェンやサディオ・マネら数多くの名選手たちが背負ってきた番号だ。しかし、ラファエル・ベニテス監督(当時)にこの背番号を託されたアンドレイ・ヴォロニンは完全に期待外れに終わっている。

 ウクライナ代表でのアンドリー・シェフチェンコとのコンビで名を馳せたヴォロニンは、選手として脂がのっていた27歳で迎えた2007年夏にリバプールに加入した。レバークーゼンを契約満了に伴い退団していたことから争奪戦の末での獲得であり、期待の高さから4年契約と背番号10が与えられた。

 加入初年度の2007/08シーズンの出だしこそ2試合連続ゴールを記録するなど結果を残したが、好調だった期間は短く、1月に足首を怪我して以降は完全に沈黙。

 ヘルタ・ベルリンへの1年間の期限付き移籍を経て復帰した2009/10シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第4節リヨン戦で先発のチャンスが与えられたが、1対1の絶好機をウーゴ・ロリスに止められてしまいチームは痛恨のドロー。彼だけの責任ではないが、決勝トーナメント進出も逃した。

 この決定機逸を最後にヴォロニンはリバプールで出場機会を得ることなく、2010年冬にディナモ・モスクワへと放出となった。公式戦通算40試合で6得点4アシストは、リバプールの10番に相応しい結果だったとは言い難い。

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