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「昨年とは違う」郷家友太が充実感を抱くベガルタ仙台での日常「細部のこだわり」「うまく伝染していけば…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

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10月19日に行われた明治安田J2リーグ第35節で、横浜FCに3-0で勝利したベガルタ仙台は、J1昇格へ再び勢いを増している。ここまでリーグ戦全試合に出場する郷家友太は、この試合でも2得点に絡む活躍でチームを牽引した。プロ入り前からのこだわりが、チームを引っ張る立場となった今も生きている。(取材・文:小林健志)

 

ベガルタ仙台を勝利に導いた背番号11

ベガルタ仙台MF郷家友太

【写真:Getty Images】

 約2週間の中断明けの横浜FC戦はベガルタ仙台にとって大きな意味を持つ試合だった。前節ブラウブリッツ秋田に敗れ6位に後退し、プレーオフ圏外7位のモンテディオ山形に勝点差1で追走される厳しい状況で迎えた一戦。相手の横浜FCは堅守を誇り、20戦負け無しで首位。簡単な試合にならないのは明白だった。

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 しかし、先制したのは仙台だった。前半6分、郷家が右サイドで相手DFにプレッシャーをかけ、粘り強くボールを奪い取る。そしてクロスを上げた。これはクリアされるが、浮き球となったボールをMF相良竜之介が左足のボレーでゴールに押し込んだ。郷家のボール奪取とクロスが呼び込んだゴールだった。

 そして前半33分MF鎌田大夢のフリーキックからDF菅田真啓がヘディングシュート。これを横浜FC・GK市川暉紀が弾くが、こぼれ球を郷家が拾ってクロス。これをFWエロンが押し込んだ。

 後半も郷家は攻守に貢献を見せ、試合途中で右サイドハーフから左サイドハーフへ移るなど、チームのための仕事を全う。86分にはMF工藤蒼生のゴールでダメ押しした仙台が、この試合に勝てばJ1自動昇格確定だった横浜FCに3-0で完勝した。
 

 勝たなければいけない大一番で活躍を見せた郷家。こうしたプレッシャーのかかる一戦で活躍できたのはなぜだろうか。

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