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逃した魚は大きい…
ノッティンガム・フォレストに所属するMFエリオット・アンダーソンが“覚醒”した。フォレストの躍進を支える21歳のアンダーソンのプレーには、一時代を築く可能性すら感じさせる。今夏、同選手を放出したニューカッスルの失態について、イギリスメディア『Football 365』が現地時間22日に報じた。
ニューカッスルで将来を嘱望されていたU-21イングランド代表MFは、2024年夏、3500万ポンド(約66億円)の移籍金でフォレストに加入。フォレストからニューカッスルに移籍したGKオディッセアス・ヴラホディモスの取引が絡んでいたとはいえ、近未来の主力候補だった選手を“バーゲン価格”で放出したクラブの判断には、当初から疑問の声が上がっていた。
FWヤクンバ・ミンテのブライトンへの売却と同様、ニューカッスルがこうした決断をしなければならなかったのは、プレミアリーグの「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」という財務に関するルールを遵守するために、移籍金の収入が必要だったからだ。しかし、アンダーソンがフォレストで存分にその才能を発揮し、主力級の活躍を続けている中、いわば“パニック・セル(恐慌売り)”だった同選手の放出に対する批判が沸騰している。
『Football 365』は、「酷い移籍市場だったニューカッスル、最悪な決断はアンダーソンの売却。選ぶべきは勝ち点減点処分の方だった」と題した記事を掲載。巧みなドリブル、広い視野、高精度のアーリークロス、そして意表をつくスルーパスなどあらゆる攻撃的能力に優れ、ボランチと左サイドハーフの両方を器用にこなすアンダーソンには、PSR違反による勝ち点はく奪処分を食らってでも、チームにとどめておく価値があったと報じていた。ここまでニューカッスルを後悔させ続けている21歳は、どこまで行けるだろうか。
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