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Jリーグ 1か月前

新生・鹿島アントラーズで「全然ダメ」。師岡柊生がぶつかった1トップの壁。意外な起用に「もともと自分は…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「3枚に対して自分1人だと…」

「あれだけ相手が硬いと崩すのは難しい。3枚に対して自分1人だとムリなんで、優磨君だったりとのコンビネーションを増やしたり、3人目の動きを多くしていかないとダメなのかなと感じました。

 新体制初戦ということで自分も結果を残したかったけど、全然足りない。次の試合からもっと違いを見せていけるようにしたいです」と本人も停滞感の打破にフォーカスしていく構えだ。

 羽田コーチが「師岡には前で頑張ってもらわないといけない」と話していたように、彼は今後も1トップメインで起用されるだろう。となれば、もっともっと体を張って時間を作り、自身も裏抜けや強引なシュートに行く回数を増やさなければならない。

 鹿島入りから間もなく2年が経過するが、ここまでのリーグ戦ゴールはわずかに1。「アグレッシブないい動きをしているのに点が取れない」という評価を覆すべく、背番号36は決定力も高めていく必要があるのだ。

 中後監督体制は今季限りだと中田FDは明言したが、選手たちにとってはこの3か月間が来季につながるはず。そう信じて取り組んでいくしかない。攻撃陣の重責を託された師岡にしてみれば、今が絶好のチャンスなのだ。

 果たしてこれを生かせるか否か…。まずは11月1日の次戦・川崎フロンターレ戦での前向きな変化を期待したいものである。

(取材・文:元川悦子)

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