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新生・鹿島アントラーズで「全然ダメ」。師岡柊生がぶつかった1トップの壁。意外な起用に「もともと自分は…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグの第34節、鹿島アントラーズ対アルビレックス新潟が行われ、0−0の引き分けに終わった。鹿島はランコ・ポポヴィッチを解任して中後雅喜を新監督に迎えた初戦を勝利で飾ることはできず。この日はいつもと違う1トップで起用された師岡柊生は結果を残せなかったことに悔しさを滲ませた。(取材・文:元川悦子)

クラブOBで固めた新体制

師岡柊生
【写真:Getty Images】

 10月5日のアルビレックス新潟戦でリーグ7試合ぶりの勝利を飾りながら、今季頭から指揮を執っていたランコ・ポポヴィッチ監督を解任するという大ナタを振るった鹿島アントラーズ。

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 同指揮官を招聘した吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)も同じタイミングで辞任し、小泉文明社長から後を託された中田浩二新FD中心に新たな体制構築が進められてきた。

 指揮官にはポポヴィッチ監督の下で今季コーチを務めていた中後雅喜監督が昇格。パリオリンピック(五輪)でU-23日本代表コーチを務めていたクラブOBの羽田憲司、アカデミースカウトの本山雅志の両氏がコーチとなり、彼らは19日のアビスパ福岡戦に向けて約2週間の準備を行ってきたのだ。

「中後はS級(ライセンス)を取ったばかりで今年からコーチになって、大変なのは分かっていたけど、チームを好転させるためには、一番近くで見ていた彼がやるのがいいと判断した。

 そこでコーチには経験がある人が必要と考えた時に、浮かんだのが五輪でもウチでも経験がある羽田。お願いして来てもらいました。モトに関しては明るいキャラクターで柴崎(岳)や植田(直通)も一緒にやっているし、攻撃のアイディアもある。それを選手に伝えてもらって、チームをポジティブな歩行に動かしてほしいとお願いした」と中田FDは新スタッフ抜擢意図を説明していた。

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