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Jリーグ 1か月前

東京ヴェルディにはものすごい魅力がある。“リンクマン”齋藤功佑が口にする手応え「そこをおろそかにすると…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

「まだまだ伸びしろだらけ」

 昨年16シーズンぶりとなるJ1昇格を果たしたヴェルディにとって、実に23年ぶりの浦和戦の勝利となった。オリジナル10の名門復活という以上に、新たな活気に満ち溢れた魅力的なチームとして成長を続けている。まさしく”ニュー・ヴェルディ”の輝きだ。

 27歳の齋藤もこの日のスタメンでは守護神マテウス、3バック中央の千田海人、左右ウイングバックの翁長と宮原和也に次ぐ5番目に年齢が高い。

「自分の得意なことはありますし、やりたいこともありますけど、やるべきことから入りますし、チームとして勝つために、僕ら中盤の仕事でもあるので」と齋藤。司令塔の森田晃樹と中盤で攻守のタスクを多様にこなしながらも、機を見て躍動感ある攻撃の関わりを見せている。

「ベースをやり続ければ戦えるというのは自分たちの自信になってますし、そこをおろそかにすると湘南戦だったり、勝ち点を拾えてないので。そこを徹底しながら、よりそれぞれが成長して1つずつステップアップできれば、もっと上の位置で、別の景色が見えてくる。そういう戦い方が大事かなって思います」

 すでに勝ち点51を獲得し、4試合を残してJ1残留を確定させた。あとは現在の7位から1つでも良い順位を目指していくだけだが、齋藤は「まだまだ伸びしろだらけなので、しっかりと成長にフォーカスしながら、やるべきことを続けていけば、勝ち点3がついてくる」と主張する。

 さらに高みを目指していけるチームへ。進化を続ける”ニュー・ヴェルディ”の中央に、気鋭のリンクマンがいる。

(取材・文:河治良幸)

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