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記憶から消したい…。アーセナル、21世紀最悪の選手10人。呪われた9番、W杯優勝メンバーも

シリーズ:21世紀最悪の選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:キム・シェルストレーム(元スウェーデン代表)

キム・シェルストレーム
【写真:Getty Images】

生年月日:1982年8月24日
在籍期間:2014年冬~2014年夏
移籍金:期限付き移籍
クラブ通算成績:4試合0得点0アシスト

 シーズン途中に獲得する選手の多くは即戦力としての働きが求められている。2014年冬にアーセナルは、2013年末にアーロン・ラムジーがハムストリングの怪我を負ったことで中盤の選手層が薄くなっており、その穴を31歳の経験豊富なキム・シェルストレームに埋めてもらう算段を立てていた。

 シェルストレームはスウェーデン代表として通算131試合に出場し、リーグ・アンでは281試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも50試合にピッチに立っており、国際的な経験が豊富だ。即戦力としての活躍が期待されていたが、加入が決まった時点から怪しい雰囲気があった。

 というのも、メディカルチェックの時点で腰の負傷が明らかになっていたのだ。ドライローンだったため、そもそも半年間のみの在籍が決定的だったのにも関わらず、この怪我の影響でアーセナルデビューは3月25日のスウォンジー戦まで先延ばしとなった。

 シェルストレームが戦列に復帰した時点で、怪我をしていたラムジーも戻っており、3月末以降は全試合でベンチ入りを果たしたにも関わらず4試合の出場に留まった。怪我をした選手の穴埋めとして獲得した選手が、その選手の復帰よりも後にデビューするという”ほぼ獲得した意味がない”最悪の移籍だった。

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