7位:酒井宏樹(6アシスト)
生年月日:1990年4月12日
所属クラブ:オークランドFC(オーストラリア)
森保体制での日本代表出場試合数:27試合
酒井宏樹は、森保一監督体制のサッカー日本代表で6アシストを記録した。
2012年にアルベルト・ザッケローニ監督体制で日本代表デビューを果たした酒井だが、当時は内田篤人がレギュラーとして君臨しており、定位置を獲得するのは容易ではなかった。
その後、ドイツのハノーファーやフランスのマルセイユで経験を積み、第1次森保体制で主力に定着した。安定した守備と豊富な運動量、そして積極的な攻撃参加で、右サイドバックとしてレギュラーを務めた。
特にアシストを重ねたのは2019年10月のFIFAワールドカップアジア予選で、モンゴル代表戦とタジキスタン代表戦の2試合で3アシストを記録した。サイドバックの選手らしく、アシストはほとんどがクロスによるものだった。そのうえ空中戦にも強く、反対サイドからのクロスに競り勝って折り返し、チャンスを演出することもたびたびあった。
酒井は負傷による離脱が多かったものの、コンディションが整っていれば、攻守両面で抜群の安定感を示す頼れる存在だった。2022年FIFAワールドカップ以降は森保ジャパンに呼ばれていないが、34歳となった今も日本屈指のサイドバックと言っていいだろう。