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Jリーグ 1か月前

「まだオニさんと一緒に…」川崎フロンターレ、佐々木旭は恩師の退任に何を思う。「自分たちの…」新たな決意と覚悟【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「プロの世界に入って初めて指導を…」

 さらなる成長への誓いを立てた3日後に、恩師でもある鬼木監督の電撃退任が決まった。

「プロの世界に入って初めて指導を受けた監督でしたし、基本的なことを含めて、何度も何度も厳しく要求されてきました。それらがあったからこそ、いまの自分があると思っているので」

 託されたポジションの多彩さが佐々木の成長の跡と、マルチなタレントぶりを物語っている。

 4バックを基本とする川崎で、最終ラインのすべてのポジションで先発してきた。大学時代は左SBを主戦場としていたが、今シーズンでは左CBでの先発がもっとも多い。怪我人が続出し、夏場にはDF大南拓磨がベルギーのルーヴェンへ移籍したチーム事情のなかで、文字通りフル稼働してきた。

 佐々木自身も充実ぶりを感じていたのだろう。シーズン中にはこんな言葉を残している。

「本当にいいメンタリティーでプレーできていますし、準備のところから自分がいいプレーをするためのルーティン、といったものもつかめてきている。いまは試合がくるのがすごく楽しみですし、試合中もすごく楽しみながら、いい状態でプレーできていると感じています」
 

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