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Jリーグ 3日前

「まだオニさんと一緒に…」川崎フロンターレ、佐々木旭は恩師の退任に何を思う。「自分たちの…」新たな決意と覚悟【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「何としてでも、タイトル獲得に関わって終わりたかった」

 佐々木が言及した「それ」とは、2シーズンぶりの無冠が決まった川崎の成績を指している。

 開幕から苦戦が続くリーグ戦は、ガンバとの試合を終えた時点で暫定10位。天皇杯は3回戦でJ2の大分トリニータに敗れた。唯一、戴冠の可能性があったYBCルヴァンカップも、準決勝でアルビレックス新潟の前に2戦合計1-6のスコアで大敗した。

 川崎は昨シーズンの天皇杯を制し、2017シーズンに発足した鬼木体制下で7個目のタイトルを獲得した。しかし、佐々木は柏レイソルと対峙した決勝でベンチメンバーにも入れず。両チームともに無得点のまま突入したPK戦を川崎が8-7で制したが、のちのDFリーダーはこの一戦を国立競技場のスタンドで見守った。

 主軸を担ったうえでのタイトル獲得を、自らに課して臨んだ今シーズンだけに、佐々木のショックは大きかった。新潟に敗れ、無冠が決まった13日のルヴァンカップ準決勝第2戦後にはこう語っている。

「今シーズンは何としてでも、タイトル獲得に関わって終わりたかったので……ただ、2試合合計で6失点している。自分が出ている間に6失点もしていたら勝てない。無失点で抑えられる選手になりたい」

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