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Jリーグ 4日前

アルビレックス新潟、長倉幹樹が自らに課す課題と危機感。“そういう判断“ができないと「すぐベンチになってしまう」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

長倉が課題として感じていることとは?

 21分には2トップの相棒である小野裕二が引いて起点になったところから太田修介が素早く右サイドを破って、右足のクロスを上げた。少し相手ディフェンスに当たって弾んだボールをボックス内でうまく動き直した長倉が受ける。そのまま右足を振り抜こうとしたが、一度はマークを剥がされたセンターバックの上島拓巳が間合いを詰めてきたことで、ボールキープに切り替えて外側の太田に戻した。

 結果的に太田のクロスは相手ディフェンスに跳ね返されて、セカンドボールをボランチの秋山裕紀がシュートに行く形で、それもブロックされてマリノスのカウンターを受けることになったが、ストライカーとしては相手ディフェンスとの距離を取ってボールを受けられた時点で、詰められる前に打ち切りたかった。

 長倉もそのシーンを振り返りながら「ああいうのを決められるようになれば、やっぱりチームももっと上に行けるので、シュートまで持っていけるようにやっていきたい」と語る。

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