2位:ジュビロ磐田
【写真:Getty Images】
リーグ順位:18位(勝ち点32)
未消化試合数:6試合
J2降格の危険性が2番目に高いのは、ジュビロ磐田だと予想する。現時点で、磐田の順位はJ1残留圏のひとつ下の18位。17位京都サンガF.Cとの勝ち点差は6となっている。
降格圏に沈むサガン鳥栖、北海道コンサドーレ札幌、そして磐田の3チーム以外がJ2に降格することになる可能性は低いだろう。そういう意味では、上記の3チームは横一線だ。
しかし、奇跡の残留へ向けた戦いは、磐田の方が札幌よりもやや難しいものになるのではないか。
その理由は、残り6試合の対戦相手である。6試合のうち4つが、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、FC東京と上位10クラブとの対戦だ。彼らと今季の対戦成績は2分2敗と芳しくなく、今の磐田にドローを喜べる余裕はない。
また、トップハーフではないが11月16日には横浜F・マリノスとの試合が予定されており、終盤戦はタフな相手ばかりの日程となった。
最終節は同じく降格圏に沈むサガン鳥栖と対戦するが、これが磐田にとってJ1最後の試合になり得る可能性もある。言うまでもなく、そこまでの5試合でどれだけ勝利を積み上げられるかが重要だ。
唯一ポジティブな要素は、磐田の未消化試合数が鳥栖や札幌より1つ多い6となっていることか。しかし、それは残留圏の京都と柏レイソルも同様であり、大きなアドバンテージになるとは考えにくい。
泣いても笑っても残り6試合。今季はここまで32試合で8勝を挙げるにとどまっているが、磐田は運命を変えることができるか。