9位:チェイス・アンリ(シュトゥットガルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年3月24日
市場価値の増加額:228万ユーロ(約3.6億円/1011.1%UP)
市場価値の変動:22.5万ユーロ(約3600万円)→250万ユーロ(約4億円)
24/25リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
チェイス・アンリは、2024年に市場価値が急激に上昇している。22.5万ユーロ(約3600万円)から250万ユーロ(約4億円)となり、一気に広く知られる選手となった。
チェイスは尚志高等学校時代から注目されていた選手で、17歳でU-22日本代表デビューを果たし、2022年1月にはトレーニングパートナーとしてA代表の合宿に参加するなど高く評価されてきた。
高校卒業後、大学進学やJリーグ入りではなく、海外挑戦を選び、ドイツのシュトゥットガルトに加入。まずはセカンドチームに加わってレギオナルリーガ(ドイツ4部リーグ)に出場して経験を積んだ。
ドイツ3年目となる今シーズン、ついにチェイスはシュトゥットガルトのトップチームデビューを果たした。7月にトップチームに昇格し、8月のブンデスリーガ開幕戦で途中出場。その後もコンスタントに起用され、9月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦にも出場している。ヨーロッパでは無名に近い存在から一気に世界最高峰の舞台でプレーし、市場価値も急上昇している。
チェイスは188cmの長身で、圧倒的なフィジカルが最大の武器だ。まだ荒削りな部分はあるが、20歳の若手DFであることを考えれば当然だろう。シュトゥットガルトではセンターバックのほか、サイドバックでも起用されており、複数ポジションをこなせるのも大きな強みだ。日本屈指の大器であり、現在の市場価値は通過点にすぎないかもしれない。