FW:ドゥバン・サパタ
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年4月1日
所属クラブ:トリノ(イタリア)
復帰予定:不明
長らくイタリアでゴールを量産してきたドゥバン・サパタ。2024/25シーズンは昨年期限付き移籍していたトリノに完全移籍で加入して結果を残そうと意気込んでいたはずだが、シーズン序盤戦にしてまさかの大怪我を負ってしまうこととなった。
現地時間10月5日に行われたセリエA(イタリア1部リーグ)第7節のインテル戦で、サパタは膝を負傷。担架でピッチを去る際に涙を浮かべていたことからも、自身の怪我が深刻なものであると理解していたのだろう。診断の結果、左膝前十字靭帯、内側半月板、外側半月板の損傷が確認され、シーズンアウトが確実となった。
今月15日にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が掲載したフランチェスコ・デラ・ヴィッラ医師の見解によると、膝十字靭帯の負傷パターンは「直接的接触」「間接的接触」「接触に寄らないもの」の3つがあるという。サパタの負傷は部分的に「接触に寄らないもの」にあたるようで、疲労などの要因で膝に負荷がかかり、試合中に複合的要素が重なった結果として大怪我が引き起こされた模様だ。
また、かつてインテルのチームドクターを務めたピエロ・ヴォルピ医師はイタリア国営放送『Rai』のラジオ番組で「試合数が多すぎるため、練習量が少なくなっている」と、準備不足によってフィジカル強度が上がらなかった可能性を指摘した。
サパタは現在33歳。年齢を考えると、今回左膝に負った怪我の深刻度はキャリア続行に影響が出かねないほどのものだ。キャプテンを務めていたサパタの長期離脱はトリノにとっても大打撃だが、イタリアメディア『TMW』が今月15日に伝えたところによると、パオロ・ヴァノーリ監督は緊急補強を否定。「私は楽観している」と、現有戦力に期待を寄せた。
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