DF:ブレーメル
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年3月18日
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
復帰予定:2025年4月以降
ユベントス守備陣の要であるブレーメルも、シーズン中の復帰が危ぶまれるほどの重傷を膝に負ってしまった選手の1人である。
現地時間10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節のライプツィヒ戦で、ブレーメルは膝を負傷。苦悶の表情を浮かべる様子から重傷であることが予想されたが、試合後の診断結果は左膝前十字靭帯の損傷という最悪の結果となった。
2024/25シーズンのユベントスはセリエA(イタリア1部リーグ)で7試合1失点と抜群の守備強度を誇っているが、シーズンを通して“汗かき屋”ブレーメルを欠くのは大きな痛手となる。
今月15日にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じた膝十字靭帯の負傷に関する特集では、フランチェスコ・デラ・ヴィッラ医師が「状況をモニタリングしたところ、膝十字靭帯の負傷はシーズン序盤により頻繁にみられる」と傾向を分析。「10月の発生が最も多く、負傷数も圧倒的だ。準備がやや足りないからだろう」と、肉体が強い負荷に慣れきっていないタイミングで膝の重傷が発生するとした。
デラ・ヴィッラ医師の言う通り、“魔の10月”に重傷を負ってしまったブレーメル。ライプツィヒ戦翌日の今月3日には自身のインスタグラムを更新し「僕はいつもと同じモチベーションでこの苦難に立ち向かいたい。これは成長するためのチャンスであり、向上するためのチャンスであり、前よりも強くなるためのチャンスでもあるからね」と、復帰への強い意欲をのぞかせた。
ブレーメルがピッチに戻ってくるのは、早くとも来年4月以降。ユベントスとしては、冬の移籍市場でブレーメルの欠けた穴を埋めるための即戦力を確保したいところだ。