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選手はもう限界…。早くも今季絶望濃厚なスター選手6人。日程の見直しが必要? これだけの選手が…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ダニエル・カルバハル

Daniel Carvajal

【写真:Getty Images】

生年月日:1992年1月11日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
復帰予定:2025年7月以降

 レアル・マドリードとスペイン代表で不動の右サイドバック(SB)として活躍してきたダニエル・カルバハルも、シーズンを棒に振るほどの大怪我を負ってしまった選手の1人だ。

 現地時間10月5日に行われたラ・リーガ(スペイン1部リーグ)第9節のビジャレアル戦で、カルバハルは膝を負傷。右膝前十字靭帯の断裂と右膝後外側不安定症と診断され、シーズンアウトが確実となってしまった。

 大怪我の直接的な原因は接触プレーだったものの、医療の専門家からは別の要因を指摘する向きもある。今月15日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』はサッカー界で膝十字靭帯の負傷が相次いでいる点について特集。

 フランチェスコ・デラ・ヴィッラ医師は様々な要因が挙げられるとしながらも「(現代サッカーでは)プレーのインテンシティが高まり、加速や減速する機会が増えた」と、プレー強度の増大が負傷に影響している可能性を指摘した。

 カルバハルは右サイドを何度もアップダウンするプレースタイルが売りであり、1試合の中でスタート&ストップの動きを頻繁に繰り返している。そのため、膝十字靭帯への負担はどうしても高くなる傾向にある。

 さらに、今夏にはUEFA EURO 2024(ユーロ)でスペイン代表の主力として奮闘。決勝までの7試合中5試合に出場し、母国の優勝に大きく貢献した。そして、その後のラ・リーガでもレアル・マドリードで出場時間がかさんでいたため、カルバハルの膝には大きな負荷がかかっていたことが予想される。たとえ接触プレーによる怪我がなくとも、いずれ重大な負傷を負っていた可能性は否定できない。

 今月6日、レアル・マドリードは重傷を負ったカルバハルとの契約を2026年6月30日まで延長することをクラブ公式サイト上で発表。クラブからのサポートを受け、32歳の鉄人SBは長きにわたるリハビリの道を歩んでいく。

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