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選手はもう限界…。早くも今季絶望濃厚なスター選手6人。日程の見直しが必要? これだけの選手が…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ロドリ

ロドリ

【写真:Getty Images】

生年月日:1996年6月22日
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
復帰予定:不明

 世界最高のMFと称されるロドリは、マンチェスター・シティとスペイン代表で圧倒的なパフォーマンスを披露してきた。だが、替えの効かない存在になるということは、休息を取る権利を失うことと同義だ。ただでさえ過密日程が問題視されている現代サッカーにおいて、絶対的な立ち位置を確保し続けるのは重傷のリスクを高める行為に他ならない。

 現地時間9月22日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部リーグ)第5節のアーセナル戦で、ロドリはCKのポジション争いの際に膝を痛めた。チーム関係者やファンは大黒柱の軽傷を心から願っていたはずだが、診断結果は右膝前十字靭帯や半月板の損傷という最悪のものになってしまった。

 サッカー界は2024/25シーズンも過密日程の道を突き進んでいる。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は新フォーマットが採用され、これまで6試合を戦っていたグループステージ制から8試合のリーグフェーズ制に移行。選手たちからは現場の声を無視して試合数を増やすやり方に不満の声が相次いだが、ロドリも状況の改善を訴えた1人だった。

 イギリスメディア『BBC』は28歳MFの「苦しんでいるのは僕たちだ」というコメントを紹介したが、窮状を訴えたロドリがその数日後に重傷を負ってしまったのは悲劇以外の何物でもない。

 規模の拡大化を見せているのはCLだけではない。FIFAクラブワールドカップ(W杯)も2025年から参加クラブ数が32に増えることが決まっており、主要コンペティションに参加する強豪クラブの選手たちはさらなる肉体的負担を強いられる。

 選手の声を無視する国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)に対して、ロドリは「その方向に向かっていると思う」とストライキ実施の可能性すら示唆していたが、果たして大怪我を負った男の切なる思いはFIFAやUEFAの重役に届くのだろうか。

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