16位:谷口彰悟(シント=トロイデン/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
市場価値:150万ユーロ(約2.4億円)
24/25リーグ戦成績:9試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:31試合1得点1アシスト
2年後のワールドカップ(W杯)を見据えて日本代表はチーム全体で若返りを図っているが、その中でセンターバック(CB)の谷口彰悟は重要な役割を担い続けている。怪我のために冨安健洋が不在の状況で3バックの真ん中を任されており、3月に行われた北朝鮮代表戦から6試合(不戦勝となったアウェイの北朝鮮代表戦は除く)続いた無失点の立役者の一人となった。
谷口の能力値で最高の数値を叩き出したのが「守備」である。プレミアリーグで戦う冨安のような相手FWを完璧に封じる派手さはないが、Jリーグと代表で培った経験に基づく読みの「守備」で最終ラインを統率している。特にカバーリングには定評があり、3バックの中央で味方のフォローを行って堅守を支えている。
基本的には空中戦にも強く、「フィジカル」も「80.2」と高い数値を叩きだした一方で、スピード不足は気になるところだ。致命的に足が遅いわけではないが、冨安や板倉滉らと比較をすると劣る部分があり、AFCアジアカップ2023で強豪相手に苦戦をした前例もある。
ただ、アジア最終予選のレベルであれば、オーストラリア代表戦でのオウンゴールを除けば安定したパフォーマンスを続けている。