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次回は招集外に? サッカー日本代表、立場が厳しい選手6人。分厚い選手層とシステム変更の影に隠れる男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:望月ヘンリー海輝(もちづき・へんりー・ひろき)

望月ヘンリー海輝
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年9月20日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2024年リーグ戦成績:21試合0ゴール2アシスト

 今季国士舘大学からFC町田ゼルビアへと加入した望月ヘンリー海輝は、シーズン途中から右サイドバック(SB)のポジションをつかみ取ると、今季ここまでリーグ戦21試合に出場している。

 192cmとSBとしては規格外の体格を右サイドでフル稼働させ、今季の町田の躍進に大きく貢献している。前回の代表シリーズでは、そのスケールの大きさを買われルーキーでの代表招集となった。

 ただ、望月の持ち味が最大限活かされるポジションは、現状日本代表にはないと考えられる。日本代表は3バックにシステムを変更し、望月が本来主戦場としている右SBは消えてしまった。

 直近の所属クラブではけが人続出の影響もありセンターバック(CB)をこなすことも増えたが、連係面に不安が見られることも。CB想定で代表招集されるほどのクオリティではないように思える。

 とはいえ、同選手は今季が大卒1年目の23歳。海外の選手に対して引けを取らない身体能力を加味しても、伸びしろは無限大だ。アンダー世代でも日本代表の経験がなかった望月としては、代表活動のすべてが刺激的な経験となっているだろう。

 日本トップレベルの選手たちから多くのことを吸収し、さらなる飛躍を期待したい。

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