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上田綺世は83分までプレー
サッカー日本代表は15日、埼玉スタジアムでFIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選(3次予選)の第4節でオーストラリア代表と対戦し、1-1で引き分けた。試合後、1トップの位置で先発し、83分までプレーしたFW上田綺世が試合を振り返っている。
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オーストラリア代表が5バックでコンパクトなブロックを敷いてきたことで、スペースがなく、ポストプレーで身体を張るシーンが目立った上田は「相手が後ろに枚数をかけてきて、スペースと選手の距離感がない状態で、ブロックを敷いてきた。ちょっと攻めあぐねてしまった」と試合を振り返った。
続けて「どういうふうに引き出して、どういう動きとかが効果的なのかなって考えながらやっていたが、なかなかチャンスを作るまでは行けなかった」と、オーストラリア代表のDF陣の攻略に苦戦したことを素直に述べた。
この試合でもオウンゴールを誘発した中村敬斗に加え、三笘薫や伊東純也など、個で突破できるサイドアタッカーの選手が多くのチャンスを作り出した。「(伊東)純也君とか(中村)敬斗とか(三笘)薫くんとか、やっぱりサイドアタッカーにいい選手がいるんで、そこにストレスがないように」と日本のストロングポイントでもある、サイドアタッカーの質の高さを生かせるように意識していたと明かしたものの、「外、外になりすぎると、やっぱりそこも対応しやすくなると思う。中の選択肢も、もうちょっと作れたら良かった」とチームとしての今後の課題について言及した。
個人のプレーについては「(体格で上回る相手に対してボールを収めることが)少しずつできるようになっているし、ゴール前でもうちょっとクサビを受けたい。体のぶつけ方や角度は、チームでもやっている部分が大きいので、少しずつ還元できている」とコメントしている。
(取材:加藤健一、文:編集部)
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