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「次にすべきことは…」オーストラリア代表指揮官がサッカー日本代表との激闘で得たものは?【W杯アジア最終予選】

text by 編集部 photo by Getty Images

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オーストラリア代表指揮官のトニー・ポポヴィッチ監督
【写真:Getty Images】

「良い試合ができた」トニー・ポポヴィッチ監督が日本戦を総括

 サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア3次予選グループC第4節でオーストラリア代表と対戦した。日本はこの試合を1-1で終え、連勝は「3」でストップ。下馬評を覆したオーストラリアを率いるトニー・ポポヴィッチ監督はゲーム終了後、「良い試合ができた」と総括した。

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 試合終了後のスタッツを振り返ると、日本のボールポゼッション率は65%、シュート本数は「12」。対するオーストラリアが放ったシュートはわずか「1」。それも枠内には飛んでおらず、今回のアウェイチームは攻撃に関して限りなく消極的だったと言って差し支えないだろう。

 それでもポポヴィッチ監督率いるチームは5バックを敷いて守りを固め、その割り切った戦い方は日本の攻撃陣を苦しめるのに十分だった。同氏は「これは良い結果です」と前置きした上で、「1-0で勝てるチャンスもありましたが、同点に追いつかれてしまいました」と悔しさもにじませた。

 また、来年6月にホームで行われる予定の日本戦については、「勝ち点3獲得を目指しています。しかしそれは簡単にできることではありません」と語り、以下のように続けた。

「(今日の試合で)相手のチャンスを最小化できた点はとてもよかったと思います。日本はプレーの質が高いので、そこをなかなか凌げませんでした。自分たちのDF陣が組織的にしっかりと守りを組み立ててプレーができました。次にすべきことは、自分たちがボールを持った時にそのチャンスを上手く活かすということ。その点は今後も努力が必要な部分です。それを意識しながら、次に勝てればいいと思っています」

 そして11月に行われるサウジアラビア代表との一戦に向け、ポポヴィッチ監督は「ホームのサポーターが我々を力強く後押ししてくれて、(今日の)埼玉スタジアムのような素晴らしい雰囲気を作り上げてほしいと思います。サポーターの力を借りて勝って勝ち点『3』をもぎ取りたい。ひとつひとつの試合を丁寧に戦っていきます」と冷静に見据えた。

(取材:加藤健一、文:編集部)

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【了】

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