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Jリーグ 3日前

特別指定、稲村隼翔も「びっくり」アルビレックス新潟サポーターから受けた異例の行動とは? 「そこも温かいところ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「いくなら負けるなよ」「ミスったらやばいぞ」

「監督も『いきたいと思う方にいっていい』と言ってくれたので、自分の思いを伝えました。監督からは『いくなら負けるなよ』と後押ししていただきましたし、選手のみんなも昨日の東京国際大戦でしっかりと勝って『明日、頑張れよ』とメッセージを送ってくれました。一番仲のいい選手からは『期待値がものすごくあがっているから、ミスったらやばいぞ』とも言われましたけど」

 最上級生を迎えた大学との兼ね合いもあり、リーグ戦ではなかなか絡めなかった。対照的にルヴァンカップでは、J2のV・ファーレン長崎を2戦合計3−2でくだした6月のプレーオフラウンドを除いてフル稼働。9月のFC町田ゼルビアとの準々決勝でもフル出場して、2戦合計5−2の勝利に貢献した。

 奇跡の大逆転を狙っていた川崎との準決勝第2戦でも、ゲームキャプテンを務めた36歳のベテラン、舞行龍ジェームズとのCBコンビで終始冷静に対応。川崎を2−0で零封する快勝を縁の下で支えた。

 もっとも、MF小見洋太が待望の先制点を決め、2戦合計スコアを5−1とした31分。ガッツポーズを繰り出し、雄叫びをあげながら喜びを共有していた選手たちと、稲村は一線を画す立ち居振る舞いを見せている。自陣のセンターサークル付近で、ピッチの芝生を直していた理由を照れくさそうに明かした。

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