FW:町野修斗(まちの・しゅうと)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年9月30日
所属クラブ:ホルシュタイン・キール(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:6試合4得点0アシスト
10月シリーズの森保ジャパン招集メンバーで大きな注目を集めたのが、28歳で代表初選出を果たしたアタッカーの大橋祐紀だった。今夏に加入したブラックバーンで得点を量産したことが代表メンバー入りにつながったわけだが、「欧州で結果を残しているFW」という観点で見れば町野修斗も十分招集に値したと言えるだろう。
2023年7月に湘南ベルマーレからホルシュタイン・キールに完全移籍で加入した町野は、昨シーズンの2.ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)で31試合に出場して5得点6アシストをマーク。クラブ史上初のブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)昇格に大きく貢献した。
町野の好調ぶりは2024/25シーズンも健在だ。日本時間8月24日に行われた開幕戦のホッフェンハイム戦では、2点ビハインドで迎えた後半終盤の89分に追撃弾を記録。その後もコンスタントにゴールを重ね、6試合で4得点を挙げている。
オープンスペースから中央に侵入して放った低弾道シュート、クロスに飛び込んでボールの軌道を変えるFWらしいゴール、難しいバウンドをハーフボレーで叩く技巧弾など、得点のバリエーションも豊富だ。
上田綺世、小川航基、大橋と、森保ジャパンのアタッカー陣は精鋭が揃っている。ポジション争いに割って入るのは至難の業だが、純粋に所属クラブでの活躍を考慮するのであれば、町野が10月シリーズで日本代表のユニフォームに袖を通していてもよかったのではないだろうか。