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【写真:Getty Images】
中国に漂う絶望感
FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第3節、オーストラリア代表対中国代表の試合が現地時間10日に行われた。試合は、オーストラリア代表が3-1で勝利している。アジア最終予選3連敗を喫してしまった中国代表の現在地について、現地メディア『SOHU』が報じている。
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中国代表は、アジア最終予選の第1節日本戦を0-7と大敗。第2節のサウジアラビア代表選は、相手に退場者が出たにもかかわらずホームで1-2の逆転負けを喫してしまった。オーストラリア代表との試合も、先制しながら最終的に逆転を許してしまって泥沼の3連敗と苦しい状況だ。
同メディアは、「中国サッカーのワールドカップへの夢は打ち砕かれる寸前だった」とタイトルをつけ、「W杯出場枠の拡大は中国代表に夢を実現するきっかけを与えた。しかし、自分たちのパフォーマンスの悪さによって開かれた窓を閉じてしまっている。日本、サウジアラビア、オーストラリアの前では無力であり、インドネシアやバーレーンに勝利を期待するのは明らかに退屈だ」と、勝てない試合が続いている自国チームに厳しい言葉を送っている。
またチームを率いるブランコ・イバンコビッチ監督については、「残念ながら、選手たちの努力は見られたが、このチームの進歩や変化は見られない。監督の無能さはありえないレベルに達している。このチームは限られた準備期間の中で、たとえ1セットでも攻撃のルーティンを完全にできているのだろうか」と、痛烈な批判をしていた。
そして、「現時点ではイバンコビッチ監督を解任すべきかどうか議論するのはあまり意味がない。彼は自分に能力がないことを証明するのに十分な時間を費やしたが、結局のところ監督は単なる仕事であり、外国では契約上の給料が職業上の栄光よりも信頼できる保障となる」と言葉を続けており、「沈黙を貫いてきた中国サッカー協会はより責任を負うべきだ。監督交代の優柔不断さが3連敗に繋がっただけではなく、次に控えたインドネシア代表とのホームゲームに向けて試行錯誤することさえできずにいる。リーグ戦の日程も問題だ」と、満足なサポートができていない自国のサッカー協会こそが、中国代表チームが思うような結果を残せない原因であると指摘している。
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