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【写真：Getty Images】

大宮が福島を下しJ2昇格を決める！

　明治安田生命J3リーグ第32節、大宮アルディージャ対福島ユナイテッドFCの試合が13日に大宮のホームで行われた。試合は、大宮が3-2で勝利している。この試合に勝利したことで、大宮は1年でのJ2復帰が決定。残り6試合を残してのスピード昇格を決めた。

　11日に行われた試合で、3位につけているカターレ富山が敵地でテゲバジャーロ宮崎とドローに終わった。これにより大宮の第32節での昇格条件が決まる。31節終了時点で勝点73の大宮は、引き分け以上で勝点55の富山に6試合を残して勝点19差以上をつけることが可能となり、1年でのJ2復帰がすぐそこに迫るという状況だった。

　昇格をかけて臨んだ福島とのホームゲーム、試合を動かしたのは昇格に燃える大宮だった。32分、CKのチャンスからDF村上陽介がヘディングでゴール前にいたDF浦上仁騎に折り返すと、浦上が右足であわせて貴重な先制点を奪った。しかし、直後の34分に福島FW森晃太にゴールを許してしまい、試合は振り出しに。

　すると前半アディショナルタイム、クロスのこぼれ球に反応したMF泉柊椰のシュートが福島ゴールに突き刺さり、大宮が再びリードを奪うことに成功した。後半に突入すると、大宮は前線からのプレスを軸にショートカウンターを狙う展開に。

　迎えた57分、ピッチ中央で福島のパスをカットした大宮はカウンターに転じる。大外に走り込んでいた泉に展開すると、同選手の放ったシュートは惜しくも相手GKに弾かれてしまった。しかし、ゴール前に詰めていたMF石川俊輝がこぼれ玉を押し込みリードを広げる。その後試合終了間際に福島が1点を返すも、試合は3-2で大宮の勝利に終わった。

　ホームスタジアムでの勝利で、大宮は今季残り6試合を残してのJ2昇格を決めている。