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【写真:田中伸弥】
鎌田大地が払拭した鬼門のイメージ
サッカー日本代表は現地時間10日、FIFAワールドカップ26アジア3次予選グループC第3節でサウジアラビア代表と対戦し、2-0の勝利を収めた。先制点を挙げた鎌田大地は2021年10月に行われたアウェイ・サウジアラビア戦にも出場しており、今回の活躍は鬼門のイメージを払拭するものだった。
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日本はこれまで、難敵とのアウェイゲームで一度も勝ったことがなかった。2021年10月のカタールワールドカップ最終予選第3節では0-1で敗れており、当時の日本はこの時点で2敗目を喫していた。
鎌田はこの試合でトップ下に入っており、攻撃を牽引する選手として決定機に繋がるチャンスを作れなかった。その後の最終予選は1分も試合に出ることが叶わず、ナショナルチームでの公式戦出場はカタールワールドカップ本戦まで待たなければならなかった。
今回の舞台も前回と同じキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム。苦い記憶が残る因縁の地での一戦を振り返り、鎌田は以下のように語る。
「あの頃からどれぐらい自分が成長してるかは分からないですけど、最終戦の難しさだったりっていうのは当時経験できたことだと思います。(カタール)ワールドカップが終わってから代表に対する気持ちというのが本当に変わって、このチームのために何か貢献できるっていうのは自分にとって今、すごく嬉しい事なんです。代表の一員として試合に出るっていうのは特別なことだということを理解してるんで、今回はしっかりチームのためになれて嬉しく思います」
また、競争著しい2列目のポジション争いについては、「今のチームはかなり選手層も厚いので、誰が出てもある程度できると思っています。出た試合で良いプレーをしないとっていう危機感を持ちながらやれるのは、チームとしても個人としても良いこと」とポジティブに捉えている。
(取材:元川悦子 文:編集部)
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