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韓国人レフェリーに賞賛を! サッカー日本代表戦、好ジャッジで白熱ゲーム演出。自身は大怪我で選手断念の過去

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

韓国人主審がゲームを面白くする

 サッカー日本代表は現地時間10日(日本時間3:00キックオフ)、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第3節でサウジアラビア代表とアウェイで対戦し、2-0の勝利を収めている。過去の中東アウェイでは厳しい判定に苦しめられた経験もあるが、今回は一貫性のある判定で試合がさばかれていた。

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 日本代表対サウジアラビア代表は韓国人の審判団が担当し、主審は韓国KリーグやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)などアジアの国際舞台での経験も豊富なキム・ジョンヒョク氏だ。

 重要な局面やゴール前でのファウルなどが勝敗を左右することが多く、サッカーの試合において、主審の判定基準を知ることは、勝利を目指す上で少なからず必要なことと言える。今回の試合では、コンタクトプレーで笛を吹かれるシーンが比較的少なく、さらに両チームに対して公平なジャッジを下していた。

 27分の場面では、鎌田大地が左サイドをドリブルで駆け上がり、相手選手に後ろから倒されたが、ファウルはなし。さらに、41分には前線でプレスをかけた鎌田がアブドゥレラー・アル・マルキに激しくチャージ。鎌田の足がアル・マルキの足にかかったかのように見えたが、これもファウルを取らず。

 このシーンでは『DAZN』の実況を務めた桑原学アナウンサーも「立ち上がりから同じ基準ですよね」と投げかけると、解説の佐藤寿人氏も「そうですね、一貫してますよね」と認めていた。

 46分のシーンでは、相手陣内の右サイドでボールを奪われるも、遠藤航が即プレスに行き、サーレム・アッ=ドーサリーが倒れ、相手サポーターからブーイングも判定はノーファウル。大歓声に惑わされることなく、審判は公平なジャッジを下した。

 韓国『朝鮮日報』によると、ジョンヒョク主審は前十字靭帯の断裂の大怪我を負ったことで選手としてのキャリアを断念し、審判としての道を歩み始めたという。2009年にKリーグで専任審判となり、大韓サッカー協会(KFA)から国際サッカー連盟(FIFA)の国際審判員リストに登録され、2010年の東アジアサッカー選手権(EAFF E-1サッカー選手権)で国際大会デビューを果たしている。

 これまで主にKリーグで笛を吹いている審判だが、サッカーのデータサイト『Transfermarkt』によると、U-20W杯やAFCアジアカップなどの国際大会に加え、サウジ・プロフェッショナルリーグや中国スーパーリーグなど計392試合を担当してきた。健康状態の悪化で派遣が見送られたが、2018年のロシアW杯の審判団の有力候補になるほど優秀な審判だ。

 ジョンヒョク主審は比較的ファウルを取る回数が少なく、イエローカードも両チーム合わせて3枚。サウジアラビア代表のダイブやサポーターの大歓声に惑わされることなく、両チームに対して公平な判定を下したジョンヒョク主審は称賛されるべきだ。

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【了】

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