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【写真：Getty Images】
セメニョ争奪戦を制するのは…
ボーンマスに所属するFWアントワーヌ・セメニョに、プレミアリーグの複数のクラブから関心が集まっているようだ。強靭なフィジカルと繊細なテクニックを併せ持つ24歳は、右サイドで強烈な個性を発揮し、クラブの堅調な滑り出しを支えている。さらなる爆発も期待されるニュースターを必要としているのは、どのクラブか。イギリスメディア『GIVEMESPORT』が現地時間8日に報じた。
セメニョは2023年1月にブリストル・シティからボーンマスに加入。プレミアリーグの舞台で初めて1年間戦った昨季は、8ゴールと2アシストの上々の結果を残した。そして、エースFWドミニク・ソランケがトッテナムに引き抜かれた今季、ここまで3ゴールと1アシストと躍動。ウイングらしからぬフィジカルなプレースタイルが特徴的で、ゴール前での競り合いで相手を吹き飛ばし、プレス時にはタックルを見舞ってボールを奪い取るなど、強烈な個性でチームを牽引している。
また、長い脚を生かしたドリブルも得意としており、時折、キックフェイントやシザースを織り交ぜながら、独特の間合いで危険なゾーンに侵入することを可能とする。縦に進めば右足での高速クロス、カットインをすれば強烈なシュートが飛んでくる。そのため、対峙する守備陣にとっては、まさに悪夢のような存在だ。そうした中、同メディアは、「情報筋によれば、今季好調なセメニョに対し、リバプール、ニューカッスル、そしてトッテナムが注目しており、2025年の獲得を視野に入れて動向を追っているようだ」と、来夏のステップアップ移籍の可能性を報じた。
ボーンマスにとっては、2024年夏に大黒柱のソランケを放出したため、2年連続での主力流出は避けたいところ。さらに、セメニョの契約は2029年6月30日まで残されているため、獲得には多額の資金が必要とされる。それでも、この新鋭が有するポテンシャルを買うビッグクラブが現れるのか、全てはセメニョのこれからの働きぶりにかかっている。
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