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【写真：Getty Images】

マドリーとバルサによる獲得レース？

　ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンに所属しており、ドイツ代表としても活躍するDFヨナタン・ター獲得にレアル・マドリードとバルセロナが関心を示しているようだ。英メディア『TEAMTALK』が現地時間9日に、移籍市場でスペインの2強による場外クラシコが起きる可能性を報じている。

　レバークーゼンに所属するターは、クラブとの現行契約が25年6月末までとなっている。選手本人もステップアップを検討していると言われており、今夏にはバイエルン・ミュンヘンをはじめとした複数クラブが同選手獲得に関心を示していると報じられていた。

　そして、多くのクラブから注目を集めているドイツ代表選手獲得に新たに関心を示していると言われているのが、スペインが誇る2強のマドリーとバルセロナだ。

　まずマドリーに関しては、今夏に長年クラブを支えていたナチョ・フェルナンデスが退団。さらに右SBダニエル・カルバハルが「前十字じん帯、外側側副じん帯、膝窩筋腱いずれも断裂」という大怪我を負ってしまい、今季絶望はほぼ間違いない状況となっている。そのため、最終ラインの陣容が心許ないことから冬にも新たな選手獲得に向けて動く可能性は高い。同メディアも「最終ライン強化の決断を下した」と、今冬にマドリーが補強に動く可能性を指摘している。

　一方のバルセロナに関しては、ここ数年財政問題を抱えており、選手獲得に大きな金額を費やすことは難しい状況だ。仮にターが現行契約を満了した場合、クラブはフリーで同選手を獲得できる。お金を費やすことなく世界レベルのDFを獲得できるチャンスのため、同クラブはドイツ代表DFに関心を示しているようだ。

　同メディアは、「レアル・マドリードはバルセロナとの戦いに挑む。ライバルの関心が高まる中、怪物級のセンターバックの移籍も視野に入れている」と、マドリーがライバルクラブとの獲得レースに臨む可能性が高いことを指摘している。

　仮に、本格的に両クラブが獲得に向けて動いた場合、ターはスペインの2強のうちどちらを選ぶのだろうか。それとも、かねてから噂のあった自国の強豪バイエルンへの移籍を選択するのだろうか。