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明治安田J2リーグの第34節、水戸ホーリーホック対清水エスパルスが行われ、結果は2-2の引き分け。2点ビハインドの状況から同点に持ち込んだ清水は、次節勝利でJ1昇格が決まることになった。それでも、この日途中出場から同点ゴールを決めた矢島慎也は「喜べるような試合ではない」と細心の注意を払っている。(取材・文:藤江直人)
千差万別な役割をこなす矢島慎也
ある試合はサイドハーフ(SH)で、別の試合はトップ下で、状況次第ではボランチでも。清水エスパルスのMF矢島慎也は中盤のすべてのポジションで、特に夏場以降の戦いで後半途中からピッチへ送り出されてきた。
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もちろん展開によって、交代で出場する選手に託される役割は千差万別。矢島の場合はゲームチェンジャーとして、ゴールを決める仕事やゴールを導く仕事、あるいは攻撃の組み立て役を任される。
「うーん、やはり大変ですよ。やるべき仕事が本当に多いので」
勝負どころの9月に入ってから、矢島はこんな言葉を残した。ピッチ上から見える光景を含めて、試合ごとにすべてが異なるのだから無理もない。もっとも、これがいい意味での“ぼやき節”だったのは、続けて口を突いた、清水を率いる秋葉忠宏監督に言及したコメントが物語っている。
「しかも秋葉さんはそれを、平気で『やってくれ』と言ってくる。ただ、それは自分に信頼を置いてくれている証とも受け取れるし、その信頼にしっかりと応えなきゃいけない、というのもあります」
敵地・ケーズデンキスタジアム水戸で、水戸ホーリーホックと対峙した6日のJ2リーグ第34節。MF乾貴士に代わり、67分から左SHとして投入された矢島の役割はゴールゲッターだった。そして、矢島が出場した時点で1-2と清水がリードを許していた一戦は82分に大きく動いた。