フットボールチャンネル

フォーカス 22時間前

獲得を後悔? プレミアリーグで大苦戦する新戦力10人。やっぱり難しい? 早くも頭を悩ますのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by photo by Getty Images

FW:キャメロン・アーチャー(サウサンプトン)

キャメロン・アーチャー
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年12月9日
今季リーグ成績:7試合1得点0アシスト

 今季プレミアリーグに復帰したサウサンプトンが大苦戦を強いられている。自陣からのビルドアップのミスを突かれて失点する姿は毎試合のように見られており、それを補う攻撃力もない。実際に得点数は第7節終了時点でリーグワーストの4ゴールに留まっている。

 この得点力不足の原因の一つとなっているのが、新エースとして期待されているキャメロン・アーチャーの適応不足だろう。スピードに優れた22歳のFWはポゼッションよりもカウンターの方が活きるタイプで、ラッセル・マーティン監督が志向するポゼッションサッカーにフィットしているとは言い難い。

 実際に敵陣へと押し込んだ際にはなかなか脅威となることができず、日本代表の菅原由勢も構える最終ラインからの縦パスのレシーバーとしてのポストプレーもあまり得意とはしていない。特に痛恨だったのがマンチェスター・ユナイテッドとの第4節で、33分にアーチャーがPKを外したことで試合の流れが相手に大きく傾き、結果として0-3の大敗を喫した。

 他の試合でも決定機逸が目立ち、第6節からはスタメン落ちとなっていたが、アーセナルとの第7節ではロス・スチュワートの負傷交代によって27分に途中出場。すると、55分にプレミアリーグでは移籍後初ゴールを決めた。ただ、このゴールも背後に広大なスペースがある状況でのカウンターであり、リーグ5番目にポゼッション率の高いサウサンプトンのサッカーにフィットできるかどうかはわからない。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!