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【写真:Getty Images】
アーノルドの移籍が前倒しに?
ラ・リーガ第9節、レアル・マドリード対ビジャレアルの試合が現地時間5日に行われた。試合はマドリーが2-0で勝利している。この試合でマドリー所属のスペイン代表DFダニエル・カルバハルが負傷したことによって、同クラブはかねてから噂のあった選手獲得に動くようだ。スペインメディア『fichajes』が報じている。
ビジャレアルとの試合は勝利したマドリーだったが、この試合の途中で接触プレーによりカルバハルが右膝を痛めてしまい担架に乗せられピッチを去っていた。その後クラブ公式サイトにて、「右足の前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、膝窩筋腱断裂」と診断されたこと、近日中に手術を受ける予定であることを発表している。そのため、同選手が復帰するのには時間がかかることが予想され、マドリーの最終ラインは層が薄くなってしまった。
そんな中、同メディアは、「マドリーはカルバハルの憂慮すべきニュースを受け取った。重症のため、長期間フィールドから離れることになるだろう。この状況によりスタメンの右サイドバックに大きな穴が空くため、次の冬の市場で選択肢を再考する必要に迫られている」と述べた上で、「すでにスペインの名門は、重要なポジションに確実に就くことのできる後任探しに積極的に取り組んでいる」と、スペイン代表DFの後釜獲得に動き出していることを伝えている。
そしてマドリーが関心を示していると言及されていたのが、かねてから噂のあったリバプール所属のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドだ。同選手は来夏にクラブとの契約が満了する予定であり、今夏の移籍市場においてもマドリーが関心を示していると何度も噂されていた。もっとも、スペインのビッグクラブの意向としては同選手の契約満了後のフリー移籍だったようだが、カルバハルの負傷離脱によって状況が大きく変わったようだ。
同メディアは、「(アーノルドは)来夏リバプールとの契約を満了する予定で今のところ更新を行っていない。マドリーが金銭的な代償を支払って彼を獲得しようとする機会が開かれることになった」と、カルバハルの状況によって獲得が前倒しになる可能性を指摘。さらに、「契約状況を利用して、約1000万ユーロ(約16億円)という手頃な移籍金で交渉するつもりだろう」と、来夏になるとフリー移籍を認めざるを得ないリバプールに対して、約1000万ユーロとアーノルドの市場価値と比較すれば低価格と言わざるを得ない金額で交渉をする可能性があると報じている。
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