唯一にして最大の決定機は途中出場の小泉佳穂から
後半は同じメンバーのまま、システムを4-2-3-1から4-4-2に変更して、多少は相手陣内でクロスやシュートを増やすことはできたが、守備を固めるセレッソの5バックをこじ開けるには至らない。そうした状況で、76分に投入されたのが、この日28歳のバースデーを迎えた小泉佳穂だった。
同時に中島翔哉も入ったことで、再びスコルジャ監督はシステムを4-2-3-1に戻す。すると、左サイドの小泉はボランチの安居海渡、トップ下の中島と絡みながら、右サイドの前田直輝を走らせるなど、それまでの浦和と違った攻撃リズムで、可能性を見せた。
そして浦和にとって最大のチャンスは85分に訪れた。
右センターバックの佐藤を起点に、右サイドバックの関根貴大が斜めのワイドパスを受けて、右外に開いた前田にパス。そこから内側を追い越して、リターンパスを受けるとタイミングよく、ペナルティエリア内の右側に侵入した。
その間に、左の外側からFWチアゴ・サンタナのブラインドに走り込んだ小泉が、関根からのクロスが来る瞬間に、チアゴ・サンタナに引っ張られた相手ディフェンスの手前を中に切り込み、フリーで右足のダイレクトシュートを放った。