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セレッソ大阪は5日、明治安田J1リーグ第33節で浦和レッズと対戦し、アウェイでの戦いながら0-1で勝利した。勝ち点3から長く遠ざかった夏場を乗り越え、直近5試合で3勝をあげるなど復調している。その中でDF田中駿汰も悩み抜きながら、現在の役割を受け止めている。(取材・文:元川悦子)
勝利から遠ざかるも新布陣が成功
【写真:Getty Images】
クラブ発足30周年の今年、悲願のJ1タイトル獲得を目指していたセレッソ大阪。開幕前にはルーカス・フェルナンデス、登里亨平、田中駿汰といった実績ある面々を補強するなど、クラブの本気度が色濃く感じられた。
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実際、序盤は快進撃を見せ、開幕8試合無敗。4月13日の川崎フロンターレ戦に勝利した時点では首位に立ち、小菊昭雄監督は4月の月間優秀監督に選ばれるほどだった。
ところが、5月に入ると、突如として足踏み状態に陥り、指揮官も4−3−3の超攻撃布陣から2ボランチシステムにシフト。守備のバランスを修正し、6月は改善が見られたが、7月以降、再び勝てなくなった。パリ五輪による中断明けの8月は4連敗とさらに深刻な事態に直面し、SNS上では小菊監督の解任を求める声が日に日に強まっていった。
こうした中、指揮官は9月の代表ウィーク明けのヴィッセル神戸戦から3−4−2−1の新布陣を採用。この試合は落としたものの、続く22日の湘南ベルマーレ戦でリーグ9戦ぶりの勝利をあげた。
そこからは5バック気味の形をベースにし、28日の柏レイソル戦を0−0、10月2日のガンバ大阪との大阪ダービーを1−0と失点を減らすことに成功。3戦無敗の状態で10月5日のアウェイ・浦和レッズ戦を迎えることになったのである。