7位:コール・パーマー(チェルシー/イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年5月6日
市場価値:9000万ユーロ(約144億円)
今季リーグ成績:6試合6得点4アシスト
7位には、瞬く間に新星チェルシーの顔となったコール・パーマーがランクインした。
マンチェスター・シティの下部組織出身のパーマーだが、毎年のようにワールドクラスの選手が加入してくるトップチームでは定期的な出場機会に恵まれなかった。ただ、活躍する予兆はチェルシーに加入する以前からあり、2023/24シーズンのコミュニティーシールドとUEFAスーパーカップではゴールを決めていた。
2023/24シーズンの移籍市場終了直前にチェルシーと契約すると、そこから一気にブレイクする。高い確率で枠を捉える左足のシュートと視野の広さで違いを作り出し、リーグ戦33試合で22得点11アシストとリーグトップの得点関与数を記録した。
その間にイングランド代表へと定着し、スペイン代表とのユーロ2024(欧州選手権)決勝でも代名詞とも言えるミドルシュートを叩き込んでいる。
この大ブレイクを受けてパーマーの市場価値は急上昇。チェルシー加入当時は1800万ユーロ(約28.8億円)しかなかった価値が、現在は9000万ユーロ(約144億円)にまでアップした。
獲得当時にチェルシーが支払った4700万ユーロ(約75.2億円)の移籍金は、プレミアリーグでの経験が浅い選手には高すぎると批判を受けたが、それを覆すどころが、バーゲン価格だったことを証明する活躍を続けている。