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横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸ともにホームでACLE初勝利

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）のリーグステージ第2戦が、2日に行われた。初戦で光州FCに大敗を喫した横浜F・マリノスは、ホームでKリーグの蔚山HDと対戦。 アウェイの第1戦で、ブリーラム・ユナイテッド相手に引き分けたヴィッセル神戸は、中国の山東泰山をノエビアスタジアム神戸に迎え入れた。

　
　
　初戦でショッキングな敗戦を味わい、勝利の欲しいマリノスは、4分に先制に成功する。左サイドを突破したエウベルが、ボックス内でフリーになっていた渡辺皓太にパスを送ると、これを同選手がダイレクトで左足を降り抜き、ネットを揺らした。

　続けて18分にも、相手DFの裏に抜け出したヤン・マテウスがゴールを奪ったが、その前のプレーでハンドを取られ、得点は取り消された。

　それでもマリノスは、華麗なカウンターで追加点を奪う。相手のシュートのこぼれ球を拾った西村 拓真が左サイドをスプリントするエウベルにパスを送ると、アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウスとテンポよく繋ぎ、最後は西村が右足で突き刺し、リードを広げた。マリノスが2点リードで前半を折り返す。

　後半に入ると、よりオープンな展開となり蔚山HDもゴールに迫るシーンを作り出すが、マリノスも身体を張った守備を見せ、ゴールを割らせない。相手が前に出てきたことで、カウンターからチャンスを作るマリノスだったが、なかなか3点目が奪えない。

　しかし、エースが試合を決定付けるゴールを奪う。ハーフライン手前でボールを受けたアンデルソン・ロペスが、そのまま一人でボールを運び、ボックス外から得意の左足を振り抜くと、左ポストを叩き、ボールはネットを揺らした。最後には水沼もゴールを奪い4-0で快勝した。

　山東泰山と対戦したヴィッセル神戸は、序盤から押し気味に試合を進める。そして13分に試合が動く。扇原貴宏が入れたFKに宮代大聖が頭で合わせて、ヴィッセルが幸先よく先制点を奪った。

　その後も決定機を作っていたヴィッセルだったが、次に得点を奪ったのはアウェイチーム。28分に左CKの流れから、クリサンに頭で押し込まれて、同点に追いつかれる。その後も攻め込んだものの、中国代表GKワン・ダーレイの攻守に阻まれ、前半は1-1で終えた。

　後半も押し込んでいたヴィッセルは、経験豊富なSBが見せる。50分にボックス右でこぼれ球を拾った酒井高徳が右足を振り抜くと相手DFに当たりゴールに吸い込まれ、2-1と再びリードを奪った。

　一方の山東泰山は、クリサンの個人技を中心に反撃に出るものの、単発に終わる。そして76分にもヴィッセルに決定機。武藤嘉紀の単独突破から、広瀬陸斗がボックス内でシュートを放ったが惜しくも、バーを叩いた。

　最後は山東泰山ベンチがピッチに入り込み、異様な雰囲気となったが、そのまま試合は動かず。ヴィッセル神戸がホームで山東泰山を2-1で下した。

横浜F・マリノス 4-0 蔚山HD
ヴィッセル神戸 2-1 山東泰山