UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節、アーセナル対パリ・サンジェルマンが現地時間1日に行われ、2-0でホームチームが勝利を収めた。スコアだけみると拮抗したものになっているが、内容面ではアーセナルが攻守に圧倒している。両チームの間にはどのような「差」があったのだろうか。(文:安洋一郎)
アーセナルがPSGに完勝
【写真:Getty Images】
今シーズンにおいては、アーセナル以上に「安定感」があるチームは存在しないかもしれない。
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パリ・サンジェルマンとの今シーズン無敗同士の一戦は、ミケル・アルテタ監督のチームが2-0の勝利を収めた。その試合展開も前半で2ゴールを奪ったことからアーセナルが理想とするものとなり、試合を通して「追いつかれるかもしれない」という焦りも感じなかった。
一方のパリ・サンジェルマンは所々でチームとしての未熟さを露呈させた。現在の彼らはリオネル・メッシやキリアン・エンバペ、ネイマールのようなスター軍団を抱えているチームではなく、若手選手が主体であり、この試合に臨んだ平均年齢も23.2歳とアーセナルより2歳以上若いチームだった。
今夏に絶対的なエースだったエンバペが去り、若手選手を中心にリビルドの最中であるパリ・サンジェルマンと悲願のタイトル獲得に向けて強化を続けるアーセナルでは、チームの完成度が大きく異なる。
特にチャンスを演出する過程におけるクオリティの明暗はハッキリと分かれており、パリ・サンジェルマンはシュート10本を放ったのにも関わらず、シュートチャンスが得点に結びつく指標である「ゴール期待値」は0.27に留まった(データは『The xG Philosophy』を参照)。
一方のアーセナルは6本のシュートしか放っていないのにも関わらず、ゴール期待値は0.98を記録した。
なぜこれほどまでにチャンスメイクの「質」に差があったのだろうか