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Jリーグ 2か月前

三國ケネディエブスがすごい。今や名古屋グランパスの大黒柱。明かすサッカー日本代表への思い「必ずどこかで…」【コラム】

text by 河治良幸 photo by Getty Images

最終ラインからチームに安定感をもたらす名古屋のDFリーダー

「空中戦だったり、細かいところで、デュエルでほとんど勝てたということが、相手の起点を作らせなかったことに繋がった。チームとして最初から最後まで集中していけたと思います」

 そう振り返る三國。4-4-2の磐田が左右のサイドハーフをインに絞らせる形を取るため、左センターバックの河面旺成、右の内田宅哉がワイドに開いて対応する分、局面によってボランチの稲垣によるサポートを得ながら、相手の2トップに対応した。

 その分、前半は少し磐田に押し込まれる苦しい時間も増えたが、キャプテンでもある守護神ミッチェル・ランゲラックを後ろ支えに、スコアレスで前半を終えた。後半になると名古屋の長谷川健太監督は空中戦に強いパトリックを投入し、シャドーに下がった永井が縦を狙うやり方を徹底することで、名古屋にペースを引き戻す。

 それに応じて右ウイングバックだった野上結貴が右センターバックに下がり、内田はボランチに上がる。さらに和泉竜司がシャドーから右ウイングバックに回るという転換を図った。そして最終ラインを中央から統率する三國が落ち着いた振る舞いで、安定をもたらした。

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