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清水エスパルスは28日、明治安田J2リーグ第33節、国立競技場での横浜FC戦に臨み、1-1のドローに終わった。これでJ2首位をキープ。目標としていたJ1昇格にまた一歩近づいた形だが、原輝綺は「危機感しかない」という言葉を口にする。その理由とは。(取材・文:元川悦子)
苦い記憶が残る国立競技場での頂上決戦
2024シーズンのJ1昇格争いもいよいよ佳境。今季ラスト5〜6試合という最終盤を迎えている今、上位2強を形成するのが清水エスパルスと横浜FCの2チームだ。
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ご存じの通り、清水は7年ぶりのJ2参戦となった昨季、1年での最高峰リーグ復帰を目指しながら、昇格失敗の憂き目に遭っている。シーズン終盤には2位をつかみかけていたが、最終節・水戸ホーリーホック戦のドローで4位に転落。自動昇格を逃し、さらにプレーオフ決勝、東京ヴェルディ戦では後半アディショナルタイムに被弾。J2残留という信じがたい現実を突きつけられたのだ。
あれから10ヶ月。秋葉忠宏体制を継続した今季は頭から首位争いを展開。5〜6月には黒星先行の時期もあったが、それ以降は負けない戦いができるようになり、首位をキープ。9月28日の横浜FCとの首位決戦を迎えることになった。
その舞台は東京・国立競技場。昨年12月2日、ヴェルディに1−1と追いつかれた苦い記憶の残る場所だ。
「『エスパルスは国立で勝てない』というのは周りからいろいろ言われていましたから、知っていました。ただ、これまで国立ではいい相手と試合する機会が多かっただけ。今回勝ってそのジンクスを払拭したかった」
昨年のプレーオフ決勝に出ていた原輝綺も神妙な面持ちで言う。それはチーム全員に共通する思いだったに違いない。