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出さなきゃよかった…。チェルシー退団で化けた元アカデミー選手6人。かつてはドイツ代表エースも所属

シリーズ:退団で化けた元アカデミー選手6人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ナタン・アケ(オランダ代表)

オランダ代表DFナタン・アケ
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年2月18日
所属クラブ:マンチェスター・シティ
在籍期間:2011年~2017年

 2010年、ナタン・アケはフェイエノールトの下部組織からチェルシーへ移籍することに合意し、翌年にロンドンへと渡った。プレミアリーグデビューは彼が17歳のときで、2012年12月26日のノリッジ戦、後半アディショナルタイムのわずかな時間ではあったが、MFのフアン・マタに代わってピッチに投入された。

 その後、アケは2013年8月にトップチームへ完全昇格を果たしてクラブと5年契約を結んだが、なかなか出番が与えられずベンチを温める日々が続いた。2014/15シーズンの終盤には当時2部リーグを戦っていたレディングに1か月ほどレンタルで加入し、そちらでは5試合にフル出場した。

 翌2015/16シーズンはワトフォードへとローン移籍し、アケは主に左サイドバックとして存在感を示した。この年は公式戦28試合に出場し、ワトフォードのシーズン最優秀若手選手賞に輝いている。2016/17シーズンは途中でチェルシーに復帰するも、レンタル先のボーンマスで研鑽を積み、この時点のキャリアハイであるリーグ戦3ゴールを挙げた。

 そして2017年6月にボーンマスへ完全移籍を果たし、DFリーダーとして成長。3シーズンにわたって出色のパフォーマンスを見せると、2020年8月にマンチェスター・シティに活躍の場を移した。

 最初の2シーズンこそ出番が限られていたが、2022/23シーズンはチームを率いるジョゼップ・グアルディオラ氏に「アケがいなければ良いゲームができない」と言わしめるほどの奮闘を見せた。

 今季は怪我に悩まされているが、シティのリーグ4連覇に大きく貢献した不屈のDFはこれまで同様チャンスを掴み取れるだろう。

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