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Jリーグ 4日前

「包み隠さず言う」ベガルタ仙台に森山佳郎監督が植え付ける“基準”。選手から見た指揮官の姿、一番嫌うのは…【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

森山佳郎監督の揺るがない基準。感情をあらわにした試合は…

 4月20日の明治安田J2リーグ第11節清水エスパルス戦は、積極的なプレーを出せず2-3で敗れ、試合後に森山監督はロッカールームで感情をあらわにして選手たちに奮起を促し、それがクラブオフィシャルのYouTubeで流され話題となった。

 

 その次の第12節ジェフユナイテッド市原・千葉戦も0-2で敗れた。しかしながらその時は「試合内容もこれまでの中でもかなりいい、強い相手に対しても普通に、互角以上の戦いができているというところは、自信を持って、胸を張っていい」と落ち着いて語った。選手がやるべきことをやり切り、積極的なプレーを出せている試合は、勝敗という結果に左右されずにきちんと評価できる揺るがない基準を持っている。

 先述の9月21日第32節甲府戦もまるで負けたかのようなドローだった。良い形で2得点しながら、セットプレーで1点差に詰め寄られ、終盤相手の直接フリーキックで同点に追いつかれてしまった。

 しかしこういうショックの大きい試合でも「かなりショッキングで、勝点2を失うという事態が起きてしまったというのは残念でしたけれども、内容的にはかなり手応えはあったので、このゲームを続けていくしかない」と試合内容やできたことにしっかり目を向けて発言した。

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