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若くして才能を評価された選手でも、長くキャリアを続けられるとは限らない。ケガやプレッシャーなど、様々な理由でプロとしてのキャリアを早期に終えた選手もいる。今回は、20代でスパイクを脱いだ才能ある日本人選手たちをピックアップして紹介する。成績は『transfermarkt』を参照。
MF:酒井直樹
生年月日:1975年8月2日
主な在籍クラブ:柏レイソル、北海道コンサドーレ札幌
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サッカー日本代表経験もある酒井直樹は、28歳で現役を引退した。
酒井は柏レイソルの下部組織で育った選手で、1994年にトップ昇格を果たした。スピードがあり、技術が高く、プレーに華がある。自らもゴールを狙える攻撃的MFで、1996シーズンにはJリーグで8得点を記録している。
この活躍が評価されて、1996年10月のチュニジア代表戦で日本代表デビューを果たした。当時の酒井はまだ21歳の若手で、将来性に期待が集まった。
しかし、2000年頃から肉離れで離脱を繰り返すようになり、継続してピッチに立てなくなった。2002年10月には、期限付き移籍先の北海道コンサドーレ札幌で右ひざ前十字じん帯断裂及び右内側半月板損傷の重傷を負い、10カ月の離脱を強いられる。これが大きな要因となって、2003年に現役引退を発表した。
酒井は現役引退を発表した際、柏の公式サイトで「気持ちの整理をつけるのに時間がかかりましたが、現役を引退し柏レイソルの育成部コーチに就任する決断をしました」とコメントを残し、すぐに指導者への道に進んだ。現在も柏のU-15チームでコーチを務めている。