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日本人選手だけでなくさまざまな国籍の選手が活躍するJリーグ。キャリアも晩年を迎えたころに日本へやってきて、チームや選手に世界レベルをもたらしてくれる選手もいれば、日本での活躍をステップアップとし、世界へ羽ばたく外国人選手もいる。今回はJリーグを離れた後、世界でもブレイクを果たした外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
ジャウミーニャ(元ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1970年12月9日
J時代所属クラブ:清水エスパルス
主な海外所属クラブ:パルメイラス、デポルティーボなど
Jリーグ通算成績:11試合4ゴール0アシスト
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サントスFCとフラメンゴの下部組織で育ったジャウミーニャは、フラメンゴでトップチームデビューを果たし、同クラブのレジェンドであるジーコの後継者として期待された。
その後グアラニに移籍し、清水エスパルスに加入したのは1994年のこと。リーグ戦11試合のみの出場だったが、奇抜なドリブルと精度の高い左足のキックで4得点を記録しインパクトを残した。
日本の地でプレーしたジャウミーニャはパルメイラスに移籍した1996年から凄みを増してくる。リバウド、カフーといったタレント選手を擁したパルメイラスは圧倒的な成績で優勝。ジャウミーニャはブラジル誌「プラカール」の選ぶブラジルリーグ最優秀選手に選ばれた。
同年にはブラジル代表デビューも果たし、97/98シーズンからはスペインのデポルティーボへと加入。試合中にヒールリフトを繰り出すなど、ハビエル・イルレタ監督の構築する厳格なサッカーにあって、ジャウミーニャの創造力は強烈なアクセントとなり、99/00シーズンのクラブ史上初のラ・リーガ優勝に大きく貢献した。
ピッチ上のマエストロとしてデポルティーボの一時代を築き上げたジャウミーニャは、同一クラブで137試合38ゴール8アシストを記録。イルレタ監督との確執や、度重なる怪我、ムラのある性格などが災いし34歳の若さで現役を引退したが、彼のプレーは輝きを失うことなくブラジルサッカー界の歴史に刻まれ続けるだろう。
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