2位:アル・ナスル(サウジアラビア)
監督:ステファノ・ピオリ
24/25リーグ戦成績:5位
総市場価値:1億9050万ユーロ(約304.8億円)
最高額選手:モハメド・シマカン(市場価値:3500万ユーロ/約56億円)
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングの2位は、総市場価値1億9050万ユーロ(約304.8億円)を記録したサウジアラビアのアル・ナスルだ。
同ランキング3位に入ったアル・アハリ・サウジと同様に、アル・ナスルの陣容も非常に豪華だ。なんと言っても目を引くのは、現代サッカーを代表するレジェンドであるポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。
39歳と大ベテランの域に達したが、まだまだゴールを約束できる存在であり続けているのは驚異的なことだ。さらに、C・ロナウドと代表チームで同僚のオタヴィオや、スペイン代表としてUEFA EURO 2024(ユーロ2024)を制覇したアイメリク・ラポルテ、リバプール時代に絶対的エースとしてゴールを量産したセネガル代表のサディオ・マネなど、欧州の舞台で輝いたトップスターが在籍している。
アル・ナスルは、エゴの強いスターたちを束ねる指揮官の確保にも余念がない。日本時間9月19日、クラブはステファノ・ピオリ監督の就任を発表。昨季までミランを率いていた58歳の指揮官を迎え入れた。2021/22シーズンにイタリアの名門を11年振りのセリエA優勝へと導いた名将は、自身の指導者キャリアの中で初のアジア挑戦に乗り出した。
日本時間9月21日に行われたサウジ・プロフェッショナルリーグ(サウジアラビア1部リーグ)第4節のアル・イテファク戦は、イタリア人指揮官にとってのデビュー戦となった。C・ロナウドのPK弾で先制したアル・ナスルは、終始ホームチームを圧倒して3-0と完勝。順位を5位に上げている。2024/25シーズン、ピオリ監督はアジア有数の戦力を有するチームを高みに連れて行くことができるだろうか。