3位:アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)
監督:マティアス・ヤイスレ
24/25リーグ戦成績:6位
総市場価値:1億7745万ユーロ(約283.9億円)
最高額選手:イヴァン・トニー(市場価値:5000万ユーロ/約80億円)
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングも、ついにトップ3に突入した。3位に食い込んだのは、サウジアラビアの強豪であるアル・アハリ・サウジ。総市場価値は大台越えの1億7745万ユーロ(約283.9億円)となっている。
アル・アハリ・サウジの現スカッドリストには豪華な顔ぶれが揃っている。プレミアリーグ(イングランド1部リーグ)勢では、元マンチェスター・シティのリヤド・マフレズや元リバプールのロベルト・フィルミーノがいて、今年8月にはブレントフォードからイングランド代表の点取り屋イヴァン・トニーが加わった。
また、ユヴェントスやアタランタで活躍したトルコ代表のメリフ・デミラル、ACミランやバルセロナといった名門でプレーした経験のあるコートジボワール代表のフランク・ケシエも在籍しており、戦力は非常に充実している。
選手だけでなく、指揮官にも要注目だ。マティアス・ヤイスレ監督は現在36歳。2014年に25歳の若さで現役を引退すると、その後は現役時代の恩師ラルフ・ラングニックのサポートを受けて大学でスポーツ学を学び、指導者としての実力を蓄えていった。
レッドブル・ザルツブルクでは、監督としてオーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部リーグ)やオーストリア・カップを制覇。2023年7月、アル・アハリ・サウジの指揮官に就任した。
現在、アル・アハリ・サウジはサウジ・プロフェッショナルリーグ(サウジアラビア1部リーグ)で6位。9シーズンぶりの優勝に向けて、チームは悪くないスタートを切っている。新進気鋭の若手指揮官がスター選手たちを上手くまとめ上げた時、2024/25シーズンはクラブにとって実りのあるものとなるだろう。