アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕した。近年はキャリアの晩年を迎えたベテランだけでなく、これから最盛期を迎える注目の若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースもあり、アジアの注目度は急速に高まっている。今回はACLE出場クラブの最新市場価値最新ランキングを紹介していく。※情報サイト『transfermarkt』が算出した金額を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月23日時点
10位:蔚山HD(韓国)
監督:キム・パンゴン
2024リーグ戦成績:1位
総市場価値:1770万ユーロ(約28.3億円)
最高額選手:ダリヤン・ボヤニッチ(市場価値:140万ユーロ/約2.2億円)
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AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングで10位に入ったのは、韓国の蔚山HD。総市場価値は1770万ユーロ(約28.3億円)となっている。
日本のサッカーファンの中には「蔚山現代」というクラブ名を覚えている人も多いことだろう。2012年にはアル・アハリ(サウジアラビア)を下してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初優勝。過去には家長昭博や豊田陽平といった日本人選手も在籍しており、現在は江坂任がプレーしているクラブだ。
2024シーズンはクラブにとって大きな節目となった。オーナー企業の改名に合わせる形で、クラブ名が「蔚山HD」に変更されたのだ。看板を新たにして臨んだKリーグ1(韓国1部リーグ)では現在首位に立っており、リーグ3連覇に向けて力強く歩みを進めている。メディア栄えのする派手な選手はいないものの、Jリーグでも活躍したキム・ヨングォンやチョン・ウヨンといった韓国代表の実力者たちがチーム力を引き上げている。
日本時間9月18日に行われたACLE・リーグステージ第1節では川崎フロンターレと対戦し、0-1で敗戦。開幕白星スタートを飾ることはできなかった。蔚山HDは今年7月のホン・ミョンボ監督(現・韓国代表監督)の退任を受け、マレーシア代表の指揮官を辞任していたキム・パンゴン監督を招へいしたばかり。
新指揮官の志向するスタイルが完全にチームへと浸透するには、もう少し時間がかかるかもしれない。ただ、パンゴン監督と選手たちの目指す方向性が完全に一致すれば、蔚山HDがリーグ3連覇に加えてACLE制覇をも成し遂げたとしても何ら不思議ではない。