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Jリーグ 6日前

「エースは俺だ」ジェフ千葉、小森飛絢が抱く10番への思いと得点量産の秘訣。自身を変えたレジェンドの言葉とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

小森の心境の変化「去年、佐藤寿人さんと対談を…」

 そのなか1点目は右サイドバック(SB)の高橋壱晟のクロスから生まれた。クリアボールを拾ったボランチのエドゥアルドがペナルティーエリア手前から左足で強烈なシュートを放つと、相手ゴールキーパーが弾いたボールを小森が左足で押し込んだ。

 続いてトップ下の横山暁之が追加点を決めると、3点目はカウンターから途中出場のドゥドゥのクロスに反応した小森が右足で合わせる。そして4点目は途中出場の岡庭愁人がファールを受けPKを獲得すると、これを小森が右足で沈めた。

 ただ、このPKの場面には次のようなやり取りがあった。

 自らの突破からPKを得た岡庭も蹴りたい気持ちが強くボールを離さない。一方、ハットトリックがかかっていた小森は「このチームのエースは俺だ」という思いがあり、蹴らせて欲しいと主張し、譲ってもらう形となった。

「岡庭選手には本当に感謝しています。ロッカールームでは『ありがとう』を何回も言いました」と話すと、PKキッカーにこだわった理由について「去年、佐藤寿人さんと対談をさせてもらった時に、PKも1点は1点だから、と言葉をもらい、自分が毎回蹴りにいこうという思いになりました」と明かした。

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