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Jリーグ 2か月前

「訳のわからないプライドはいらない」FC町田ゼルビア、昌子源を変えた強烈なダメ出し。「あいつはそれに対して…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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FC町田ゼルビアは21日、明治安田J1リーグ第31節で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、スコアレスドローで試合を終えている。優勝へ向け、チームとしては手痛い勝ち点1にとどまったが、主将・昌子源は下を向いている場合ではない。黒田剛監督が求めるキャプテン像を作り上げるため、前を見続けている。(取材・文:藤江直人)

黒田剛監督も「動揺するしかなかった」アクシデント

FC町田ゼルビア
【写真:Getty Images】

 いつものように左腕に赤いキャプテンマークを巻いて、先発する選手たちの先頭に立ちながら、FC町田ゼルビアのDF昌子源はホームの町田GIONスタジアムのピッチに足を踏み入れた。

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 敵地・ベスト電器スタジアムでアビスパ福岡に3-0で快勝し、サンフレッチェ広島に勝ち点2ポイント差をつけてJ1リーグの首位に返り咲いた14日の第30節。昌子は前歯が2本も折れて、その際の衝撃が脳震盪を引き起こした疑いもある怪我を負い、担架にのせられた状態で33分にピッチを後にしていた。

 同じ福岡戦では開始早々の5分に、今夏に町田へ加入し、今月上旬にワールドカップ・アジア最終予選を戦った森保ジャパンへの復帰も果たしたDF中山雄太も負傷退場。北海道コンサドーレ札幌との第31節がキックオフされる数時間前に、町田は中山の怪我について「右膝内側側副じん帯損傷」と発表していた。

 全治までの期間には言及されていなかったものの、今シーズン中の復帰が難しいと言わざるをえない重傷。先発した両センターバックが前半のうちに負傷退場と、町田の黒田剛監督をして「動揺するしかなかった」と言わしめたアクシデントに見舞われたなかで、キャプテンの昌子の状態も心配されていた。

 しかし、これまでと同じく町田の最終ラインで、センターバックを組むパートナーを中山からドレシェヴィッチに変えて昌子は先発した。フル出場を果たした試合後には「まったく問題ないです。ここにちょっと傷があるんですけど」と唇のあたりを指しながら、自身の状態を苦笑まじりに説明している。

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