右SB:フアン・クアドラード(元コロンビア代表)
生年月日:1988年5月26日
在籍期間:2015年冬~2017年夏
移籍金:3100万ユーロ(約43.4億円)
クラブ通算成績:15試合0得点1アシスト
2009年にイタリアへ渡ったフアン・クアドラードは、ウディネーゼを経て2012年夏にフィオレンティーナへ移籍。同クラブで評価を高め、セリエA屈指のアタッカーとなったクアドラードは2015年冬に移籍金3100万ユーロ(約43.4億円)でチェルシーに引き抜かれた。
同選手は加入直後から出場機会を得てリーグ戦12試合に出場したが、スタメンに名を連ねたのは4試合のみ。リーグ戦12試合0得点1アシストとプレミアリーグへの適応に苦しんだ同選手には時間が与えられず、ペドロが加入した2015年夏にユベントスへ期限付き移籍することになった。
その後、クアドラードはユベントスで輝きを取り戻した。セリエAやコッパ・イタリア(国内カップ)優勝に貢献する活躍をみせたが、再びチェルシーの選手としてピッチに立つことはなく、2シーズンの期限付き移籍を経て2017年夏に移籍金2000万ユーロ(約28億円)でユベントスへ完全移籍することとなった。
左SB:ユーリ・ジルコフ(元ロシア代表)
生年月日:1983年8月20日
在籍期間:09年夏~11年夏
移籍金:2100万ユーロ(約29.4億円)
クラブ通算成績:49試合1得点12アシスト
ユーリ・ジルコフがその名を世界に轟かせたのは、2008年に行われたユーロ(欧州選手権)だろう。全5試合中4試合にフル出場した同選手は、見事なパフォーマンスを披露してベスト4進出に貢献。同大会の優秀選手に選出されると、同年のロシア年間最優秀選手、さらにバロンドール候補30人にも選出された。
その活躍により、同選手は2009年夏に移籍金2100万ユーロ(約29.4億円)でチェルシーへ移籍。デビュー戦となったACミランとの親善試合で決勝ゴールをマークするなど加入直後にインパクトを残したが、膝の負傷により開幕に出遅れ、復帰後はベンチに座る時間が続いた。
09/10シーズンのリーグ戦第18節以降はアシュリー・コールの負傷もあり出場機会を得たが、世界最高の左サイドバック(SB)の1人と呼ばれた同選手の牙城を崩すことができなかった。10/11シーズンのリーグ戦第7節からはインサイドハーフ(IH)や左サイドハーフ(SH)など中盤で先発出場を続けていたが、2010年11月にふくらはぎを負傷してしまい約3ヵ月間の戦線離脱。復帰直後はコンスタントに出場機会を得ていたが、2011年4月に入ってからはほとんど起用されなくなってしまい、シーズン終了後にアンジ・マハチカラへ完全移籍で放出されてしまった。